福一漁業は、江戸時代・宝永年間、海に生業を求めたことに始まり、海洋資源を企業成長の源泉とし、海の恩恵を受けながら海とともに歩んでまいりました。昭和39年の福一漁業株式会社設立以来、幾多の荒波を乗り越え、挑戦と成長を重ね今日に至っております。
現在、当社はかつお・まぐろを主力商材として、生産事業部門(海外まき網漁業)、販売事業部門(福一西島コールドストレージ・福一大井川コールドストレージ)、直販事業部門(福一焼津流通センター、福一静岡昭府店、福一焼津MEGAドン・キホーテ店、セントラルキッチン、第八十三福一丸・第八十二福一丸)、飲食事業部門(南まぐろと本まぐろ静岡本店、廻船漁港福一丸)を展開しております。
川上の漁業、川中の加工・流通・販売、そして川下の飲食までを一貫して手がける六次産業体制を確立し、熟練の“目利き”による厳格な選別と、品質管理室の徹底した衛生管理を通じて、自信をもってお客様へ商品をお届けしております。
我が社の社是は「未完成の魅力、いつも今が始まり」。この言葉には、日々進化を続ける、若々しく躍動感あふれる企業でありたいという願いが込められています。水産業は、まだまだ発展の余地を多く残す“未完成な産業”です。プレイヤーが少ないからこそ、発想力と行動力次第で、新たな価値や仕組みを自ら創り出していくことができます。
そして、「未来の水産業をデザインする」という企業理念のもと、変化を恐れず、挑戦を楽しみながら、地域とともに歩み続けます。近年、国内では人口減少によりマーケットの縮小が進む一方、海外では新興国を中心に魚食が健康の観点から再評価され、世界的な需要拡大が続いています。魚をめぐる環境は大きく変化し、その価値はますます高まっています。
「食べる」という営みは、どんな時代になってもなくならない人間の本質です。私たちは、ただ商品を仕入れて流通させるのではなく、生産現場から末端の消費者まで、一貫した管理体制のもとで、お客様に“食の安心”と“味の満足”を提供することにこそ意義を感じています。
今後はさらに、デジタル技術を融合しながら、責任ある食の提供者としての信頼を積み重ね、次の時代へとつながる持続可能な水産業を築いてまいります。



